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【顔面神経麻痺】

 朝起きたら、顔の半分が動かなくなっていた。めったに起こることではありませんが、顔面神経麻痺の患者さんを診察することは、耳鼻咽喉科医師にとって珍しいことではありません。顔面神経は、頭蓋内から内耳道を経て、耳の中を通って顔の表面に出てくる経路を辿っています。したがって、顔面神経麻痺を生じた際には、中耳炎等の耳の疾患を合併していないか確認する必要があり、耳鼻咽喉科で診断・加療を担当させて頂くことが多くなっています。

 症状としては、顔の表情を動かす筋肉に分布している神経の麻痺により、顔半分が動かなくなることになりますが、自覚的には、朝、歯磨きの時にうがいの水が口角からこぼれてしまう、あるいは朝食の際に食べ物がこぼれる、ということで気が付かれることが多い様です。冷たい風にさらされた後に生じることもあります。

 原因は、主にヘルペスウイルスによることが多く、ステロイドや循環改善剤、抗ウイルス薬等の内服、点滴で加療します。多くの方は後遺症を残さずに1ヵ月程度で治癒するのですが、一部には不全麻痺が残る方もいらっしゃいますので、早めに耳鼻咽喉科を受診して、しっかり治療することが大切です。